思考

じいちゃんとまちづくり

大学生の頃、祖父母の家に居候させてもらっていた。片道2時間かかる通学はすごく大変だったけど、家に帰るとあたたかい食事や、否定することなく将来の話を聞いてくれる存在だった。じいちゃんとばあちゃんとばかりだけでなく、休日には近所に住む友だちやじ…

行政機関と○○まちづくり

ざーっと行政機関ごとに「まちづくり」をキーワードに調べてみました。都市計画か主軸な国交省は言わずもがな、たくさんの政策を扱っていますね。 スマートシティは総務省なのかと驚きましたが、DXは経産省が強いので連携があるのかなーなどと想像したくなり…

撃鉄

朝、昼とmtgが続き、夕方から作業していたところ一発。くしゃみ。ぎっくり腰未満のやつ。今夜は温めて寝ること。

恥ずかしいくらいに、この一歩を意識する

30歳を超えたあたりから1日がどんどん速くなる。あっという間に1週間が過ぎていく感覚に少しずつ慣れてきた頃、自分の成長に不安を感じるようになってきた。学んだことや修士研究で取り組んでいたことがすでに「過去」になっている。当たり前のことだ。短い…

市民参加の究極系?「60デイズイン」は刑務所を変えるか

年末年始の話がまだまだ続きます。 刑務官と囚人の悪質な犯罪が続くアメリカの刑務所を改善するため、新たなプログラムが用意されました。自主的に参加する7名の市民を囚人として潜入させ、その実態をレポートするドキュメンタリー「60デイズイン」。2016年…

夫婦ともどもパラ自営業へのみちしるべ

「一年の計は元旦にあり」と言われますが、みなさんはいかがお過ごしされたでしょうか。僕は年間の大枠スケジュールを立て、ざっくりとした指針を立てるだけにしています。きちんとしたTODO管理や目標と振り返りは、〈週末・1月・3月〉ごとにしてます(それ…

design alternativesに寄稿しています

太田知也さんと瀬下翔太さんが企画編集を務める『design alternatives』に寄稿しています。 「2019年のオルタナティブなデザイン」と称された今回の特集に、アメリカ大統領選挙に出馬するアンドリュー・ヤン氏の提案を紹介しています。 冒頭抜粋: 2019年は僕…

のんべんだらりとしたお正月からのスタート

あけましておめでとうございます。2020年もどうぞよろしくお願いします。2020年は少しずつ発信を増やしていこうと思います。 2019年は種まきに東へ西へと走り回り、ブログやソーシャルメディアもいい加減になっていたことを自覚していました。下半期からはソ…

自己意識を高める

年末のぎっくり腰、忙しさを言い訳にした鈍感さ、最近立て続けに起きた家族のケガ。どれも自分の変化に対する敏感さが失われていった結果のような気がしている。 身体や精神との対話するために、己へ意識を向ける身体状況をつくろうと思う。手始めに休肝日を…

今年の抱負として、2019年にやらないこと

2019年になり、はやくも2週間が過ぎようとしています。今年の抱負には少し遅いかもしれませんが、やることではなく「やらないこと」を立てておきます。 なんでもかんでも「やり過ぎ」が求められる現代に反旗を振りかざして、もう少しゆったりかつ集中した時…

4年目の始まりといくつかのご報告

5月です。個人事業主として開業届を出してから、いつになってもこの日は気持ちが引き締まります。本日でフリーランスとして4年目が始まりました。昨年より京都と名古屋を反復横跳びする兼業フリーランスなのですが、2拠点でパラレルワークをこなすことも少し…

戦略的に小さくはじめてみることから〜デザインの実践を通じて

まだまだ寒い日が続きますが、暦の上では春が訪れています。この時期はどこもかしこも「年度末までの案件」が飛び交い、補助金事業を行っている方々に関連してデザイナーたちもドタバタしている季節です。終わりの季節はどこもバタバタで落ち着いて考えるヒ…

新規事業開発って難しい?インサイトを広げるマトリクス・マンダラートの使い方

こんにちは、デザインリサーチャーの浅野です。インタビュー調査などをもとにした「新しい事業のアイデアを考えて欲しい」って言われた時、みなさんはどうしていますか。僕自身は企業にいないのでこんなダイレクトな質問をされることはほとんどないのですが…

「親切」な情報設計とサービス設計とは

日本人は基本的に優しい。おもてなしの心でなるべくたくさん楽しんでもらいたいし、ひとつでもおおくのことを体験してもらいたいと思ってる。受け手も同様に短い期間でなるべく多くのことを吸収したいと考えている。 そのためかひとつのうつわになるべく多く…

生きる糧と生きる術を生み出すクリエイティビティ

「なぜ?なに?どうして?」は、デザインリサーチャーの口ぐせだ。さまざまな活動の裏側にある「動機」や「本質」を捉えるためには、イエス/ノーでは答えられないオープンエンドな質問を繰り返すことを徹底的に行うことが求められる。学術的にデザインリサ…

融資は信頼の表われだよ、借金じゃないよ

小学生の頃、お金持ちの親友は駄菓子屋でお菓子を買いすぎるので、しょうがないから一緒に食べてあげていたタイプです。小遣いをもたくさんもらっていたわけでもなく、同級生にたかっていたわけでもなく、ましてやお金を借りるなんてこともしていなかったで…

嬉しいご報告、デザインリサーチ結果の再活用

右も左もわからぬまま、デザインリサーチャーとしていきなり独立し、「社会包摂の実現」に向けてさまざまな課題に立ち向かう毎日。気がつくと年末を迎えている、なんてことを3回繰り返してきた。2018年5月1日、デザインリサーチャーとしての活動がで4年目を…

文化人類学者・小川さやかさんから学ぶリサーチとの向き合い方

昨日は、MTRL KYOTOでリサーチ勉強会『不確実さと対峙するためのツールボックス 第1回 「境界線の創造力」』で文化人類学者 小川さやかさんのレクチャー拝聴してきました。アフリカ・タンザニアで「その日暮らしの露天商」を対象とした研究をされていた小川…

人口爆発、食糧危機を迎える2050年に先駆けて昆虫食〜セミ〜を今年も食べてみた

有松美食倶楽部、通称ABCへようこそ。今夜の食材は夏の風物詩、そう「セミ (cicada)」だ。特別にオーソドックスに「アブラゼミ」、大きくて香ばしさが増す「クマゼミ」、小さくて柔らかな「ニイニイゼミ」を用意させてもらったよ。朝から昼にかけて養殖場、…

料理と掃除の好きなところは、その過程

新しい環境での生活が始まり、はや2週間。寝ては起きては仕事に繰り出し、帰宅しても仕事して寝る生活。ゆっくりしているヒマがなかなか取れないのだが、今夜は久しぶりに料理をしてみることにした。 一緒に食べることはできないけど、一緒に過ごす時間を想…

名古屋の魅力を発信、SNUG CITY NAGOYAの取り組み。 名古屋はシティプロモーションの先に何を見るのか、僕たちは何ができるのか。

snug.city.nagoya.jp名古屋市が仕掛けるウェブプロモーション。今回はオウンドメディアを手がけているようで、芸能人だったり地元を知る人と疑似観光をするという内容。浅井健一さんのような名古屋出身で名古屋好きな人へのインタビューが続くのかな。次のイ…

デザインの1, 3, 5, 10年後

年度末は行政関係の仕事が続くため、どうしても毎日があっという間に終わってしまう。日々、仕事をこなしながらこうした日々がいつまで続くのだろうかと考えるときもある。あこがれの建築家やデザイナーと衝撃の出会いをした8年ほど前、彼らは30-35歳でリー…

寛容性で実現する フィンランド発"(許可なし)ワンデイ・フードキャラバン" レストランデイ

フィンランドで楽しい経験のひとつ、1日限定誰でもシェフになれるレストランデイ。路上だろうが、軒下だろうが、自分の部屋だろうが好き勝手にどこでもレストランを開くことができるイベントという活動。恐ろしいかもしれないけれど、ゲリライベント発なので…

明けましておめでとうございます。2017年にやらないこと、やること

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。 あっという間の2016年、2015年からの関わりが2つ実社会に還元されました。1つは、グルテンフリーのカフェ コルポのオープン。1つは、有松絞りの製造業におけるファブリケーション設備の導入に…

デザインリサーチ入門 - 構造とメッセージ

本日は中村 紀章さんにお声がけいただき、静岡文化芸術大学1年生 実習課題の中間講評にお声がけいただき参加しました。「場所のコレクション」というテーマで5グループがフィールドワークに出向き、魅力的な場所の採集と分析を行うというもの。 各グループの…

デザインが生成される時、デザイナーはなぜデザインをするのか

本日はトコナメハブトークにて、デザインディレクター岡田栄造さんのお話を聞いてきました。工繊時代から大変お世話になっている岡田先生。 クライアントワークと言うよりは、インディペンデントなプロジェクトにおけるデザインディレクターとは何を考え、行…

アブラゼミがうまいという「経験」と「記憶」

地元のように懐かしい場所での食事で、「あぁ、この味!この味!そういえばこの頃は…」となったことがあるだろう。食事がきっかけで当時を思い起こさせるには、身体的な経験と印象的な記憶がセットなのだ。経験がうまみを引き出し、記憶がスパイスとなるため…

プロの素人を目指して、デザインリサーチャーの役割

「はじめまして、デザインリサーチャーの浅野です。」という挨拶をするたびに、「デザインリサーチャーとは、何をする職業なのでしょうか。」という返事が来る。まだまだ日本には耳馴染みのない言葉であり、察しがいい人は「コンサルタント?ディレクター?…

街へ関わるきっかけを探る「ごえんの投票」

Instagram 「多数決を取ります」なんていうフレーズを最後に聞いたのはいつごろだろうか。社会に出てからは30人程度が参加した会議で多数決による決定というタイミングはほとんどない。そこには意思決定者である社長や代表がおり、その人の判断に委ねられる…

会議は何をするところ?ー「決定」するところ

日本企業の生産性の低さがニュースに取りざたされる昨今、その要因の一つとささやかれているのが「会議」です。「長い・決まらない・広がらない」会議に、誰もが参加して辟易してしまった経験があるのではないでしょうか。そして次の会議にも同じことが繰り…