CHABO勉強会 米澤隆氏レクチャー+水野太史氏常滑WSについて@京都

昨日は京都の向い、CHABOの勉強会で米澤隆さんのレクチャー+水野太史さんの常滑ワークショップに関するディスカッション。5時間くらいぶっ通しでレクチャーとディスカッションが同時に起きる知的空間が京都にあることが素晴らしいと強く感じる。

米澤さんの「つくる」と「生まれる」の間というテーマは、分節と構成によって配置され直した空間が、人の振る舞いや意識の移ろいをどう生み出し許容すことが出来るのかというお話だと感じた。許容という観点から見ると大屋根の建築を複数作られていることになるほどと思う一方で、そんなことしなくても人は自由に振舞い、勝手に改変し、乗り越えてきているのではないかという疑問も生まれた。きっとこの話は、米澤さんの博士論文と繋がるであろうから次回に深く伺いたいところだ。若くから実施設計をされ、叩き上げで今に至る米澤さんの背景や疑問意識には共感できるところが多々あった。同じ名古屋にいるので一緒に何かする機会を得たい。

常滑にある水野さんのおじさんが現在経営する製陶園をどう活用していくかというディスカッションでは、教授、建築家、編集者、リサーチャーとそれぞれの視座に立った意見交換がなされていてすごく刺激的な時間だった。単なるWSをやりましょうということだけではなく、工場の方向性や関わり方、その仕組をどうつくっていくのか、伝えていくのかという広がりのあるものになりそうだ。19歳まで名古屋に住んでいたけれども、常滑は帰国してから初めて行き、それから3回も行っている。非常にポテンシャルの高と感じる地域なので、僕自身も今後も関わっていきたい。

そんな場所を名古屋にも作りたいという思いから、来週末25日より連続トークを有松で行います。詳細はこちらから。
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また詳しく記事を書きますが、とにかく、名古屋の人はチェックして欲しい。