デザイン経営工学専攻入試の勉強で用いたテキスト[ワークプレイス編]

早いものでデザイン経営工学専攻を受験しようと決心し、勉強を始めたのがちょうど一年くらい前だ。入試時期を振り返りつつ使用したテキストの紹介をしていこうと思う。

|Introduction

ワークプレイス、デザイン・マネージメント、エンジニアリングの領域に分けて書籍を紹介していこうと思います。今回は研究室を決定するまでの話とワークプレイスとデザインの書籍についてご紹介します。

受験校決定まで

 僕は外部入試扱いのため(造形→デザ経)受験勉強を始めたのは4月過ぎてからだった。まず仲先生に直接お会いし、やりたいこと・やってきたことを伝えた。その時に「○○大学の△△先生のところの方がやりたいことに近いかも。」と親身にアドバイスしていただいたのが印象的だなと今振り返って思う。しかし、話を詰めていくとデザ経の方がマッチングしていたので受験決定した。(ちなみに都市系で東工大、まちづくり系で阪大、デザイン経営でSFCで迷っていた。)それまでも現M2の先輩をtwitterでフォローしていたのでお話を聞き、自分のやりたい事を模索していたように思う。またTOEICの勉強だけは三年後記から真剣にやり始めていた。

受験校決定から夏休みまで

 四回前期は京都建築スクール(KAS)に参加し、二週間ごとにあるプレゼンテーション資料を作りながら合間に本を読み、休日に過去問を解くという日々を繰り返していた。まとまった時間が取てずかなり苦しかった。さらに、建築を学んでいたのでワークプレイスに関しては近しい知識はあったが、マーケティングやエンジニアに関しては乏しくより多くの本を読まなければいけなかったのが重要な課題であった。そのためにも最新の情報を得るために日経新聞の見出し記事をWEBで読んでいた。過去問を見るとわかりますが、領域の定まりはあるもののこれといった定型的な問題がないので広く学ぶことが必要です。また、答えがない問題もあり、解答を裏付けるよう論理的に書く力とそれを支える知識を身につけていけばいいと思います。そうった意味で並行してやっていくことが大切でした。



続いて書籍の紹介へ

|ワークプレイス読本

 専攻柄、体系だった知識と最新の技術や情報を学ぶ場所という意識が高いので常識としての知識を踏まえ新しい知識を得ることに注力したほうがいい。建築から来る場合は建築で学んだ空間や歴史をもとにワークプレイスへと領域を広げる、経営やデザインに関しても同じように。その際に僕が読んだ本はこちら。こちらは大学のシラバスからテキストとして用いられているものが多く、あとは図書館で気になったものを借りました。

そして、今大学院で学び始めてから購入した本も紹介しておきます。こちらもすごく重要でしょう。

 また、仲隆介先生の執筆分を読んだり、論文を読んだりすることも時間があれば大事だと思います。オープンコラボレーション、ノマドワーカーなどキーワードを上げればきりがないですが、これらの前身の思想と将来性について結びつけて考えていくことが必要です。先に上げたように体系的に理解し、その上で新しい知識を得つつ過去問を論理的に書く力を養っていけばいいと思います。建築学科で受験を考えている人は歴史を軽めに復習してワークプレイスの学習をすることをおすすめします。

|まとめ

  • 自分が何をしたいのかを決める
  • デザイン経営工学専攻は学際的であるため広い知識を必要とする。
  • 体系的に捉え、新しい知識を入れる
  • 論理的に書く力を養う

以上です、続いてデザイン・マネージメント編をお待ちください。