06 ウィーン: フンデルトバッサーとオットーワーグナー
六日目、今日はウィーン中心部をブラブラ建築ツアー。お目当てはフンデルトバッサーの建築三つとオットーワーグナーの郵便貯金局。月曜だったのであいにく美術館はしまってるところが多かったのが残念。日中は気温が27度とかなり暑く、ぶらりにはあまり向かない気温だった。。途中でビールとアイスを購入して日陰で休憩。ビール500mlが0.95ユーロと物価が安いのもウィーンに魅力の一つだ。
今日はフンデルトバッサーの建築を見てきたんだけど、中にある美術館でポールマッカートニーの奥さん、リンダの写真家としての活動を追った特別展があった。先日のオノヨーコにつづいて、ビートルズの奥さんの展示見るの二人目。
— ynbr/pnch (@ynbr) 2013, 6月 17
今日はフンデルトバッサーの建築を三つ見てきたんだけど悲しい気持ちになった。彼の動機とは裏腹にデザインが政治的に利用されてる様子が見えてしまったからだ。政治的な"正しさ"を彼のデザインが建築に付与してしまってるようだった。産業建築の批判のつもりが表層にとどまっている。
— ynbr/pnch (@ynbr) 2013, 6月 17
特に焼却場の表層デザインは散々たる代物だ。元の建築の表面を目くらましするだけで本質的な機能や社会制度には触れられられていない。直線に神は宿らない、水平は自然、垂直は人工という彼のコメントからは想像できないほど、人工的な世界の上に"作られた"デザイン。
— ynbr/pnch (@ynbr) 2013, 6月 17
それでも観光客は訪れるし、周囲の商店は潤うし、住民は誇りの一つとして思うだろう。そうした正しさを彼の表層デザインが与えてしまっているように思えて仕方なかった。彼の純粋な、作られた世界に対する批判的な行動が作られた世界の一部にすぎないと見せつけられて悲しかった。
— ynbr/pnch (@ynbr) 2013, 6月 17
水平に伸びる柔らかな直線だで描く彼の理想的な世界、絵画はとても好きだったけれど、建築化するときに発生する強大な力を市民や制度を蔑ろにして、抑え込むことはあまりにも不自然だということなんだろう。自然の中にいる人間が作り出す自然さを改めて感じる日だった。
— ynbr/pnch (@ynbr) 2013, 6月 17
斎藤さんにオススメしてもらったWieden Brauという地ビールが美味しいレストランにきてる。Wifi飛んでるのでツイート。ワインが美味しいところに行こうとしてたけど昼寝しすぎた_| ̄|○ pic.twitter.com/5kB2yXRnk6
— ynbr/pnch (@ynbr) 2013, 6月 17