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名古屋での生活

帰国してあっと言う間に一ヶ月が経った。ゼミへの参加や家業の手伝いをしているため、名古屋と関西を毎週行き来している生活をしている。金銭的な理由で青春18切符を駆使し、ゆっくりと3時間かけて向かう。インターネットとデバイスさえあればちょっとした作業ができるのであまり苦にはならないが、その日の夜に食事の誘いと移動があるとなかなかつらいところがあるが仕方がない。

帰国の挨拶周りもある程度落ち着き、名古屋と関西それぞれで時間を取れるようになってきた。かれこれ7年ぶりにお盆を実家で過ごしている。周囲の同級生は働いているし、僕は関西にいるのでなかなか会うことができなかったが、今年は友人たちに会うことが出来る。友人の中には結婚し、子どもを授かった者もいる、ここぞとばかりにお互いの近況報告ができて嬉しい。あまりにも実家近辺の友人らと会わないと死んでいるらしいとかおかしな噂がたつので困る(笑)また東海を故郷とする方々にもお会いし、お互いのこれからについて少しばかり話を交わすことができた。

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そんな中、8月から始まったあいちトリエンナーレを見に行ってきた。お世話になっている事務所の方が、ヤノベケンジさんの作品である結婚式場が展示されている愛知文化芸術センターで結婚式を挙げられ、そこに参列させていただいた。太った女性のような姿をした更衣室から二人は現れ、シャンデリアの周りをゆっくりと歩き、サン・チャイルドの前に現れた。この会場では実際に複数組の方が結婚式を行うそうで、お二人はこけら落とし結婚式を執り行う。たくさんの報道陣がいるなか、お二人の堂々たる振る舞いに感動した。会場に居合わせた来場者からも祝福され、とても幸せに満ちた空間だった。

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文芸から近くにある広小路ビルで藤村龍至さんが出展している「あいちプロジェクト」がある。中京都都庁舎+東海州州庁舎案の作成をしながら、公共建築の設計プロセスを在り方を問うこの展示は、人を変え、模型を作り続け、延々と変化をし続ける実験的な作品だ。最終成果物そのものよりも見立てに意味がある。行政と市民と建築の関係を、あの展示空間につくられた見立てから読み解くことが出来るだろう。政治的なプロセスをベタに、積極的に設計手法に取り込む姿勢がソーシャル・アーキテクトと呼ばれるこれからの建築家たちに求められる資質なのだろうか。鶴ヶ島プロジェクトから続く活動をここでさらに発展させることが出来るのか、非常に興味深い。