忙しさの中に

年越しをしてから毎日毎日見つめるものがある。モニターの中にある文字や写真の情報だけでなく、京丹後の機屋と取り組む素材作りの実験、少しずつ開業日が近づく障害者福祉とお菓子屋さんの取り組み、行政や大学など公的な機関とのメディアづくり。羅列するとキリがないけれど、いろんな仕事が同時並行で動いており、川の流れを見ながら飛び石をまたぐ日々は楽しくも緊張感がある。

仕事ばかりしてるわけでは当然なく、日々をこうやって振り返りながら至らぬところらもっとできることを振り返る。反省なんかしても何も生まれないので、次はどんなことをやってみようか、新たな試みの可能性を探ってるのかもしれない。小さなメモがたまっていく感覚だ。

忙しさの中に自分のための時間、創作活動の時間はどれだけあるのかと振り返る。それはクライアントワークか、プライベートワークかではない。やみくもに処理するのではなく、「手を動かしながら学ぶこと」、「学びながら手を動かすこと」を指している。

年度末が押し寄せてくるこのタイミングで、自分のキャパシティや乗り越える胆力を見出すことができるだろうか。もうすぐデザインリサーチャーとして3年目を迎える。次の一年間に向けて、忙しさの中に成長のチャンスをつかみたい。