ウェアラブルカメラ Narrative Clip 2 が届いた!【撮影編】

前回の記事で開封から初期設定を終わらせたNarrative Clip 2を持ちだしてさっそく撮影テストをしてきました。

前回の記事

pnch.hatenablog.com

さっそくカメラを付けて歩いてみたよ

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まずはこちらのリンク先をご覧いただこう。シャツの胸元にクリップで引っ掛け、30秒ごとのインターバル撮影、途中から10秒ごとのインターバル撮影をしています。写真の撮影中は音もしないため、本当に撮影出来ているのか心配でスマホで時々確認をしていましたが、5分ほどずっと歩いています。リンク先を診てもらうと分かるように、歩いて撮影している割に写真ほとんどブレがありませんね。

動画)実際に歩いています

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実際に歩いている様子はこちらです。10秒間の動画撮影は本体を2回、ツンツンっとすると「ピコッ♪」というおとがして録画スタート。もう一度、効果音がすると撮影終了です。歩いているのですが映像酔いは少ないほうかもしれませんが、苦手な方はご注意を。なお、Narrative Clip 2は写真撮影に重きをおいているため動画はHDで撮影出来てもおまけ程度と思ったほうがよさそうです。

どうやって写真は共有されるの?

さて、オモテを歩いて事務所に戻ってきました。さっそくNarrativeアプリを開いてみましたが、まだ写真のアップロードがされていないようです。右上のアイコンをタップし、wi-fiが接続されていることを確認すると、徐々にファイルがサーバーにアップロードされていっているようです。この時点ではまだどのような写真がアップされているのかわかりません。パソコンに繋いでも、外部メディア扱いとならないNarrative Clip 2はwi-fi環境がないところでの使用感はあまりいいものにはならないかもしれませんが、wi-fiさえあ(って接続さえでき)れば、まったく問題無いです。インターネット速度にもよるでしょうが、僕の環境では2分くらいで200MBがアップされていました。

アップロードしないと使いにくいよ

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アップが完了するとようやくアプリやサービスで写真や動画を閲覧することができます。この時点ではまだ公開はされておらず、自分だけが見ることができるのでご安心を。動画やアルバムを選択することでダウンロードや公開設定をすることができますが、今のところ写真を1枚だけ公開することはできませ。アプリで他のユーザーがアップしている写真を眺めていてわかったのですが、Narrativeはやはり写真単体や動画を共有することが目的ではなく写真の連続を公開することが目的なようです。どういう時間の過ごし方をしているのか、移動をしているのかなどがかいま見えるのがinstagramFacebookとの違いだと思います。

縦長な写真が撮影されます

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実際に僕が撮影した画像を見て下さい(もちろん撮影したというよりは、「撮影されていた」という表現のほうが正しい気がしますが 笑)。今回の画像は全てタテが長いように撮影されています。これもスマートフォンで見ることを前提にしているからかもしれません。ですが、他のユーザーを見るとヨコが長いように撮影されている人もいたので、クリップの付け方を工夫すると横長の撮影ができるのかもしれません。パソコンで見たい時は横長のほうが良いなぁ。特にフィールドワークをあとから振り返るときは周辺も見たいので横長のほうが嬉しいかも。

リサーチツールとしてはどう使う!?

デザインリサーチで使うならば、毎日これをつけながら仕事などをしてもらい、データを確認してから追加インタビューなんかも考えられますね。スイッチがないので説明も簡単。「朝、ここにきたら胸元にこのクリップを付けて1週間過ごして下さい」などなど。ただし、トイレ中などプライベートな情報が記録される可能性があるのでそういう時は外してもらう必要があるので要注意かな。

Narrativeは連続する写真にある物語をつくるツール

繰り返しになりますがNarrative Clipはインターバル撮影を前提としたウェアラブルカメラです。付属機能的に動画撮影もできますが、Narrative Clip 2を使い倒しているうちには入らないのではないでしょうか。音声も入らないけれど、写真と写真の間にある物語 "narrative" を読むことができるのが特徴です。ライフログツールとしてGPSレコーダーを持ち歩く人がいるように、僕はNarrative Clip 2を持ち歩くクセをつけてみようと思いました。

他のユーザーのアップしている写真を見ながら、自分だったらこの時に使おうかなーと考えるのも楽しいですね。