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デザインリサーチ入門 - 構造とメッセージ

本日は中村 紀章さんにお声がけいただき、静岡文化芸術大学1年生 実習課題の中間講評にお声がけいただき参加しました。「場所のコレクション」というテーマで5グループがフィールドワークに出向き、魅力的な場所の採集と分析を行うというもの。
各グループの発表は「無人販売所」「プレイングスペース」「外部階段」「後付け」「高架下建築」というもの。4グループは対象空間や設えの調査、1グループはオブジェクトを対象とした調査のように感じました。
僕は評価軸に「情報の構造化」「新規性」「メッセージ性」「笑い」を設定し、発表を聞いていました。採集した結果をどの「視座・視点」で編集し、どのような「価値」をもつ「共感を呼ぶ」「メディウム」として発表するのかを対象としていました。
発表を聞いている限りでは、既存の枠組みに既存のオブジェクトを整理しているものが多かった印象。そのため、グルーピングを経て新たな評価軸や評価する対象を見いだすことができていたグループを僕は評価しました。調査設計や分析の手法が論理的であるかという基礎的なところです。
新規性や笑い/面白さを評価できるレベルではまだなかったので、採集→グルーピング(分析)→ネーミング(考察)という段階を経て新たな価値を示してもらえたらなと思います。仮説を補強するリサーチでなく、リサーチを元に分析考察して仮説の検証を進めたらもっと面白くなるはず。
新たな価値を見出す力はどんな領域でも応用可能な能力なので、是非とも前向きに取り組んで見て欲しいなと思います。