料理と掃除の好きなところは、その過程

新しい環境での生活が始まり、はや2週間。寝ては起きては仕事に繰り出し、帰宅しても仕事して寝る生活。ゆっくりしているヒマがなかなか取れないのだが、今夜は久しぶりに料理をしてみることにした。
一緒に食べることはできないけど、一緒に過ごす時間を想像しながらメニューを組み立てる。スーパーで食材を買い、帰宅して少しずつ調理。野菜だった食材が具材に変わり、食事に変わっていく。野菜だったものが皮となり、皮が生ゴミとなり、廃棄物に変わっていく。これまでも美味しくご飯を食べていたけれど、僕の生活から失われていた「間の連続」が見える。
美味しく食べ、皿を片付ける。なんとなく部屋も片付ける。モノが整理されていくようて、人の輪郭をなぞっているようでもある。整然とした状態にあこがれているのでなく、生み出されていくような、壊れていくような「間の連続」を楽しんでいるんだと気がついた。
普段の仕事と同じような間隔で生活をしているのか、生活が仕事に生かされているのかわからない。なんとなくうれしい発見だった。