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寛容性で実現する フィンランド発"(許可なし)ワンデイ・フードキャラバン" レストランデイ

フィンランドで楽しい経験のひとつ、1日限定誰でもシェフになれるレストランデイ。路上だろうが、軒下だろうが、自分の部屋だろうが好き勝手にどこでもレストランを開くことができるイベントという活動。恐ろしいかもしれないけれど、ゲリライベント発なので許可なし。とはいえ、自己責任のもとでみんな楽しんでいる。

アールト大学の友人の中には凝って出店している人もいれば、路上で家族や友だちとBBQかなっていうレベルまであるのだけど、街の雰囲気がとても明るくなる。日本人ってだけで、「おい、寿司か?ラーメンか?」と聞かれたことを思い出した。結局出店していないんだけど。

2012年には東京でも開催していたけれど、今はどうなってるんだろうとめちゃくちゃ久しぶりに調べてたら、留学中は年4日開催だったのに2016年からは5月は毎日レストランデイ。1ヶ月となると商業的な匂いがしないでもないけど、あちこちで発生するからそれもいいかもしれない。

とはいえ、日本でやるにはやっぱり規則が重くのしかかる。路上だろうが家だろうが許可がないと罰金。条例でこの日だけは許可なしだから自己責任だよってできないものなんだろうか…。現在もフィンランドで出店時に必要なものは①地図サービスのアカウント、②イベント(出店)情報の記述、③登録のみだそうだ。片目をつぶってくれているということらしい。

タクティカル・アーバニズムもそうだけど、日本の法律はよくできているので解釈を楽しまないと路上での実践が難しい。社会実験という手口で製造許可を持たないレストランデイはできるのかな?もっと考えないと厳しいのかも。東京の人たちはどうやってるんだろうか、聞いてみたい。

追記
日本では、食品衛生法21条において営業許可を取得しないと自宅、店舗、路上であっても基本的には販売できず、これがハードルとなって調理の手腕を震えない人が多い。特に厳しいのが設備面で、家庭と営業用は分ける必要があるのでお金も当然かかってしまう。とはいえ、法律が施工されたのが戦後の昭和28年で、たしかに衛生面では今よりもずっと不安な時代。メーカー必至の努力で衛生設備が整えられ、食中毒事件は平成11年から平成27年で約半数にまで減少している。
地域資源を活かした食品開発やイベントを実施する上で、設備のハードルは非常に高い。いきなりすっ飛ばして許可無しで調理販売可能は難しいだろうが、家庭の調理環境でも製造許可が降りるような規制緩和の方向に向かうことはできないものなのだろうか。
食品の製造、販売、処理業の許可・保健所


参考リンク:
www.visitfinland.com

Every day is Restaurant Day now
Every day is Restaurant Day now
2016年5月から毎日開催になったよという流れを創始者のコメントと投稿しています。

関連投稿
pnch.hatenablog.com


参考書籍:

Tactical Urbanism: Short-term Action for Long-term Change

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Streetfight: Handbook for an Urban Revolution

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Uneven Growth: Tactical Urbanisms for Expanding Megacities

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