取材で東北へ


 昨日から、宮城県石巻市にある『ISHINOMAKI 2.0』拠点であるIRORIに来ています。オンデザインの契約スタッフであり、ISHINOMAKI 2.0現地スタッフの小泉瑛一さんに3.11以後の活動について取材を行っています震災以後に発生したクリエイションをサービスデザインやインクルーシブデザインの観点から考えてみようというものです。これは、冊子としてまとめようと思っています。ある団体や個人のドキュメンタリーだけでなく、震災時に立ち上がったベンチャーやスタートアップのケーススタディとしてまとめて行きたいと考えています。
 明日は、昨年四月に行った『応急から復興へ』にご登壇いただいた中木さんに南三陸町でAfHを中心にお話を伺う予定です。僕と友人で企画した『応急から復興へ』というシンポジウム・座談会に関わってくださった方や、僕達の持つネットワークから先にあげた切り口で考えてみるとおもしろそな方々を対象にインタビューをしています。
 震災に関するフリーペーパーは岡田栄造先生の授業で作成しました。つい先月できたばかりですが和が200部ととても少なく、手に入れられた方はすごく幸運です。この冊子では気仙沼の唐桑半島にある漁村、鮪立を特集しています。『鮪立へ。』というタイトルからも分かるように、僕らのような外部の人間が現地に行って感じたこと、現地の歴史を知って感じたことがコンテンツの中心になっています。遠いところから内向きに発している情報誌だと思います。さて、今回の企画では石巻のある程度片付けられた状況を見て、改めて、あえてドライに振舞おうと私は思いました。デザイン、工学、経営などをクロスさせて、カタチにしていこうと思います。四月中に出したいです。ご期待ください。