ほぼリアルタイムで変化するデータと向き合うのは大変だ

先日投稿した有松のイベントに向けて、あまり慣れないウェブ広告の出稿に挑戦してます。2-3年前に使って以来のFacebookの広告出稿は、instagramと連携していたりと、カバーできるユーザーが格段と広くなっているようでした。それだけかと思ったら、今では予算枠の中で複数の広告を出せるので、A/Bテストが簡単にできるようで驚きました。会場である境内が、子育て世代などを中心に、日常的に地域に開かれた場にしたいと企画しています、そのため、広告マネージャーで数字(クリック率と世代)を見ながら広告を修正し、どんな変化につながるのかを現在、試しています。

 

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数日間で如実な変化があります

 

1番最初に出した原稿は、先日の記事とほぼ同じ説明的な内容。スクロールしないと読み切れないもので、Facebookを見ている人の目に触れることを想定していました。しかし、結果はクリック率がかなり低く、年齢層も高めの結果になりました。2日目にして、短文コピーとリンクにし、画像を変化させました。さらにinstagramのストーリーズを中心に、掲載箇所をチューニング。これだけで大きな効果があったのは、上の図を見てもわかります。それでもクリック率は4%程度と十分とはいえず、さらなる「つい」見たくなる仕掛けが必要だと思いました。

 

そこで、今朝に新しい広告をひとつ追加して、ふたつの広告が表示されるようになっています。追加した内容は、投げかけるメッセージと、その補足をカードのタイトルにしたものです。イベントの雰囲気は写真とリンク先でと割り切り、とにかくページへ移行させるという戦略です。日が回る前でおおよそ5.4%と徐々にクリック率の向上が見えてきました。これまで仕事で取り組んできた「編集」的なやり方ではなく、同じ目線に立つ「対話」的なやり方へとシフトすることが良かったのかもしれません。ところが、クリック率は上がったのですが、同時に年齢層も上がってしまいました。もっと25-34歳代をときめかせるやり方があるのでしょう。楽しいイベントになりそうなので、その良さをきちんと伝えられるようになりたいです。

 

 

と、ここまでやってみて、これを日常的な仕事としてやっていくのはむちゃくちゃ考えなくてはいけないし、さらにひとつの決定がすぐに数字に現れるので精神が削られるだろうなあと思いました。ウェブマーケやってる人たち、タフそうな人が多いように見えるけど、残ってる人が表に立つからそりゃタフな人しかいないわけですよね…。

 

僕はソーシャルメディアをきっかけに当日に訪れた方々と、ツアーを案内しながら直接の対話を楽しみにしています。本人からフィードバックも得られるし、試行錯誤は言わずもがなですが、ペルソナでは得られない超具体的な情報に触れることができるからです。ただ目の前の数を追いかけるのではなく、これからの変化をきちんと見据えるために必要な数字を考えるきっかけになりそうです。