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はじめに。

挨拶

このブログでは、Kakeru Asanoがデザインリサーチの視点から、建築・デザイン・まちづくりを中心にエントリーを書いていこうと思っています。よろしくお願いします。

Kakeru Asano
1987年生まれ。男。デザインリサーチャー、サービスデザイナー。京都工芸繊維大学大学院修了。CONNECTARIMATSU PORTAL; PROJECT共催。
連絡先 pnch.0924☆gmail.com (☆を@に変えてください。)
趣味 読書、DJ(Sbstrm)
ウェブサイト http://kakeruasano.com

pnchさんの読書メーターpnchの最近読んだ本

寛容性で実現する フィンランド発"(許可なし)ワンデイ・フードキャラバン" レストランデイ

思考

フィンランドで楽しい経験のひとつ、1日限定誰でもシェフになれるレストランデイ。路上だろうが、軒下だろうが、自分の部屋だろうが好き勝手にどこでもレストランを開くことができるイベントという活動。恐ろしいかもしれないけれど、ゲリライベント発なので許可なし。とはいえ、自己責任のもとでみんな楽しんでいる。

アールト大学の友人の中には凝って出店している人もいれば、路上で家族や友だちとBBQかなっていうレベルまであるのだけど、街の雰囲気がとても明るくなる。日本人ってだけで、「おい、寿司か?ラーメンか?」と聞かれたことを思い出した。結局出店していないんだけど。

2012年には東京でも開催していたけれど、今はどうなってるんだろうとめちゃくちゃ久しぶりに調べてたら、留学中は年4日開催だったのに2016年からは5月は毎日レストランデイ。1ヶ月となると商業的な匂いがしないでもないけど、あちこちで発生するからそれもいいかもしれない。

とはいえ、日本でやるにはやっぱり規則が重くのしかかる。路上だろうが家だろうが許可がないと罰金。条例でこの日だけは許可なしだから自己責任だよってできないものなんだろうか…。現在もフィンランドで出店時に必要なものは①地図サービスのアカウント、②イベント(出店)情報の記述、③登録のみだそうだ。片目をつぶってくれているということらしい。

タクティカル・アーバニズムもそうだけど、日本の法律はよくできているので解釈を楽しまないと路上での実践が難しい。社会実験という手口で製造許可を持たないレストランデイはできるのかな?もっと考えないと厳しいのかも。東京の人たちはどうやってるんだろうか、聞いてみたい。

追記
日本では、食品衛生法21条において営業許可を取得しないと自宅、店舗、路上であっても基本的には販売できず、これがハードルとなって調理の手腕を震えない人が多い。特に厳しいのが設備面で、家庭と営業用は分ける必要があるのでお金も当然かかってしまう。とはいえ、法律が施工されたのが戦後の昭和28年で、たしかに衛生面では今よりもずっと不安な時代。メーカー必至の努力で衛生設備が整えられ、食中毒事件は平成11年から平成27年で約半数にまで減少している。
地域資源を活かした食品開発やイベントを実施する上で、設備のハードルは非常に高い。いきなりすっ飛ばして許可無しで調理販売可能は難しいだろうが、家庭の調理環境でも製造許可が降りるような規制緩和の方向に向かうことはできないものなのだろうか。
食品の製造、販売、処理業の許可・保健所


参考リンク:
www.visitfinland.com

Every day is Restaurant Day now
Every day is Restaurant Day now
2016年5月から毎日開催になったよという流れを創始者のコメントと投稿しています。

関連投稿
pnch.hatenablog.com


参考書籍:

Tactical Urbanism: Short-term Action for Long-term Change

Tactical Urbanism: Short-term Action for Long-term Change

Streetfight: Handbook for an Urban Revolution

Streetfight: Handbook for an Urban Revolution

Uneven Growth: Tactical Urbanisms for Expanding Megacities

Uneven Growth: Tactical Urbanisms for Expanding Megacities

2016年に読んだ本まとめ

2016年は目標だった年間50冊をクリア。100冊を読むには息抜きの時間を減らすしかないのかなぁ、、

それと論文は国内のものを10位読んでいたかな。こちらもこうやって公開できるといいのですが。

 

2016年の読書メーター
読んだ本の数:60冊
読んだページ数:16216ページ
ナイス数:53ナイス

ポートランド 世界で一番住みたい街をつくるポートランド 世界で一番住みたい街をつくる
読了日:12月2日 著者:山崎満広
ひらかれる建築: 「民主化」の作法 (ちくま新書 1214)ひらかれる建築: 「民主化」の作法 (ちくま新書 1214)
読了日:12月1日 著者:松村秀一

 

 

 

 

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明けましておめでとうございます。2017年にやらないこと、やること

思考

明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いします。

 

あっという間の2016年、2015年からの関わりが2つ実社会に還元されました。1つは、グルテンフリーのカフェ コルポのオープン。1つは、有松絞りの製造業におけるファブリケーション設備の導入による商品開発です。あくまでも動き出し。2017年はこの動きを高めて事業のサポートをしていきたいと考えています。

 

2017年は気持ち新たに、辛抱強く学ぶ年にしたいです。そのためにもやらないことは3つ。

①焦って結果を求めない

②自分で抱え込みすぎない

③仕事と学習のバランスを見誤らない。


そしてやることは、

⑴ 理論と実践を架橋すること→もっとテキストを書いて情報発信を

⑵ 自ウェブの刷新を→事例紹介をわかりやすく、DRerのウェブについて考える

⑶ 新たな協働ネットワークの構築→相談から事案へ。「ともに」つくる関係の強化。

 

2016年末は環境が変わることを予感させる出来事が多々ありました。事務所として間借りする建物の一部が観光案内所となることや連続した交通事故も。一方で、まだ正式に発表できないような良いことも急に飛び込んで来ました。何かと当たり月だった師走を引き続き、2017年も新たな良い出会いに「当たる」ことを期待しています。

デザインリサーチ入門 - 構造とメッセージ

思考

本日は中村 紀章さんにお声がけいただき、静岡文化芸術大学1年生 実習課題の中間講評にお声がけいただき参加しました。「場所のコレクション」というテーマで5グループがフィールドワークに出向き、魅力的な場所の採集と分析を行うというもの。
各グループの発表は「無人販売所」「プレイングスペース」「外部階段」「後付け」「高架下建築」というもの。4グループは対象空間や設えの調査、1グループはオブジェクトを対象とした調査のように感じました。
僕は評価軸に「情報の構造化」「新規性」「メッセージ性」「笑い」を設定し、発表を聞いていました。採集した結果をどの「視座・視点」で編集し、どのような「価値」をもつ「共感を呼ぶ」「メディウム」として発表するのかを対象としていました。
発表を聞いている限りでは、既存の枠組みに既存のオブジェクトを整理しているものが多かった印象。そのため、グルーピングを経て新たな評価軸や評価する対象を見いだすことができていたグループを僕は評価しました。調査設計や分析の手法が論理的であるかという基礎的なところです。
新規性や笑い/面白さを評価できるレベルではまだなかったので、採集→グルーピング(分析)→ネーミング(考察)という段階を経て新たな価値を示してもらえたらなと思います。仮説を補強するリサーチでなく、リサーチを元に分析考察して仮説の検証を進めたらもっと面白くなるはず。
新たな価値を見出す力はどんな領域でも応用可能な能力なので、是非とも前向きに取り組んで見て欲しいなと思います。