2012-01-01から1年間の記事一覧

多様性を孕む評価のあり方、フィンランド留学から

あっと言う間に年の瀬になってしまいました。僕は(後日記事にする予定ですが、)12月中旬から11日間ほどエジプトへ太陽を求めて旅行へ行っておりました。フィンランドはホワイトクリスマスとなり、今もしんしんと行きが降り続いています。ただでさえ人通り…

2013年度のアールト大学交換留プログラム変更点

先日、The World's 25 Best Design Schools - Business Insiderにて選出されたアールト大学ですが、表題にもあるとおり一部交換留学のプログラムに変更があるので希望者は注意してください。現在発表されているものでは、2013年度の一年間ファインアートへの…

レストランデーに参加(する予定だった)

11/17にフィンランド発のイベント『Restaurant Day/Ravintolap〓iv〓』に巻きずしとおにぎりで参加する予定でした。 レストランデイ · 誰でもどこでも一日だけレストランができるフードカーニバル レストランデーとは、二ヶ月に一度開催される一日限りで誰で…

サスティナブルデザインの持つ批評性ってなんだろう。

どんどん日が落ちるのが早くなるフィンランド。16時を過ぎるとほとんど20時頃のような空模様です。夜は好きだけど、暗い日中には慣れません。こうした気候の国にいると『明るさ』に敏感になるのも分かります。家に居ながらゆったり夜を過ごすささやかな楽し…

展覧会レビュー|Japan meets Finland at CAISA

この記事は勝手にメルマガで送信したものに修正を加えた記事になります。/// 2012年10月19日から12月20日までの二ヶ月間、9名の日本人作家が参加する『Japan meets Finland -design and diversity-』がヘルシンキ中央駅そばにある国際文化センターCAISA Gar…

フレームワークで考える、デザイン思考とビジネスマネジメント

ヘルシンキは最高気温が10度を下回り始めました。秋らしい秋を体感することなく冬になりそうです。ヘルシンキの冬は寒いのでなく"痛い"とい聞き、恐怖を感じています。最近気がついたのですが、肌寒くなってから夕焼けを見る機会が減りました。天気が悪いの…

雑記[危ない目に/来ない/サマーコテージを冬に]

危ない目に フィンランドは安全な国です。夜道を歩いていても怖い思いをしたことはありません。シャイな街の人達は冷たく映るときもあるけれど、基本的には声をかけたら色々教えてくれます。目が合うと照れたりする姿は日本人みたいなだなって思います。そん…

イノベーションのための文書化は何を加速するのか。

日本へ臨時帰国して返って来た翌日、ついに本格的なプロジェクトのスタートとなった。School of Design, Engineerng and Economicsの学生ら三十名が混合となり、12個のうちいずれかのプロジェクトに配属される。このプロエジェクトは主に企業との産学連携で…

アールト大学のイントロダクションからデザイン思考の徹底ぶりを感じる。

20,8のオリエンテーションを皮切りに怒涛の二週間が始まっておりました。20-22はオリエンテーションでSchool of DesignとArtの終始、交換留学生とともに参加。(工学や経済はオリエンテーションはないみたい。)学生の登録や書類関係をもらい、先生のありが…

ヘルシンキでの生活のためにやることまとめ(14/1/27追記)

さて、相変わらず大学機関から住宅に関する連絡はないわけですが、待ち続けてもいられないわけで個人でも色々と探しています。ややこしいことに、ヘルシンキでは住宅や携帯、さらに銀行口座開設をするときはたいて市民番号、ソーシャルセキュリティナンバー…

知らない時間の過ごし方

[ヘルシンキ大聖堂] 今日は日曜日、ヘルシンキの一部の商店は15時、17時を境に店を閉める。何をしようにも空いていないなんていうことはザラだ。今日はランドリーへ洗濯へ行こうと歩いて行ったのだが、日曜日は休みだった。読めないフィンランド語を見てみる…

というわけでヘルシンキまで来たわけだが

[Cafe Aalto] 実はこの秋から1年間、Aalto University, School of Design, International Design Business Managementというコースへ交換留学することにしました。大学の交換留学です。なんで日本では建築系研究室に所属していた僕が"工業デザイン"なのか、…

デジファブ習作してみたので過程解説

123D Makeという画期的なソフトウェアを教えてもらい、SketchUp*1で*.STLファイルの書きだす方法がわかったので実験してみました。実際に作ったのが下の写真。 123D Makeは*.stlファイルデータを読み込ませると、積層やらワッフルで3Dモデルを再現し、さらに…

Maker Conference Tokyo 2012 #MCT2012 でオープンソースとマネタイズについて考えてみた。

初めてのお台場、初めての日本科学未来館へ。twitter実況があったのでここ*1で保管してもらえると幸いです。産業技術総合研究所へ行ってみたい欲望も勝ったが、すでに遅刻気味での入場のため会場へ。午後の部開始前に、先行発売されている『FabLife ―デジタ…

可動する建築空間の試作から空間利用の多様性と多層性について考えてみた。

[学内で行われている展示会場、撮影:岡部太郎] 今年の春から助成金を受け、新しい膜を使った空間について考えている。震災の影響から、構造的な部分だけでなく、軽く柔らかい膜素材が新しい天井材や装飾材としての魅力が再評価されてつつある。私たちはその…

超群島/HYPER ARCHIPELAGOをハッカー文化をもとに考えてみる。

「ハッキング可能性」「脱中心」というキーワードでこの展示を振り返ると妙に納得がいったので記録として残しておこうと思う。あと数日で展示も終わってしまうので見れなかった人はこちらの会場レポートから少しでも体験していただければと思います。japan-a…

希少価値から愛の時代へ;アノニマスとアントレプレナー

2011年4月に行われた『日本のスタートアップシーンを変える』イベント、TECLOSION 2011 Springより、Evernote CEOフィル・リービン氏の話をたまたま見つけた。先日京都工芸繊維大学内で行われたアノニマスデザイン2.0と大変共有する部分があり、起業家として…

取材で東北へ

昨日から、宮城県石巻市にある『ISHINOMAKI 2.0』拠点であるIRORIに来ています。オンデザインの契約スタッフであり、ISHINOMAKI 2.0現地スタッフの小泉瑛一さんに3.11以後の活動について取材を行っています震災以後に発生したクリエイションをサービスデザイ…

ムンバートンへハウス界からの応答!?Lean Houseというサブジャンルについて

昨今のクラブミュージックにまた新たなサブジャンルが発生したようです。生まれては消えるサブジャンル界に昨秋、新たに発生したLean Houseを私と一緒にdigっていきましょう。 昨年の秋にあるDJ mixがUKで発表されました。そのタイトルはBoston Bun Presents…

2月に読んだ本

今月は就活が本格化することもあり、都市の本を読み直すことが多かったですね。その延長で、関西にいることもあり、橋本市長の大阪維新について興味があり読んでみました。個人的に、大阪が区に再編されたときに生活の流れがどう変わり、都市がどう変わって…

INCLUSIVE DESIGN NOW 2012 in TOKYO開催のお知らせ

2/4-11に東京大学本郷キャンパス工学部二号館二階展示室にて東大i.schoolさんと共同で展示をしています。僕はまた会場の構成と設営で参加しました。展示は京大博物館で行った者から抜粋して持ち込んでおります。冊子はインクルーシブデザインとはなんぞやを…

1月に読んだ本

今月は五冊、西澤氏のブランディング本を除いて概ね"シェア"の概念を掘り下げるものでした。大きな反響を得ている東氏の一般意志2.0は非常に含みの多い書籍で考えさせられる内容でした。政策的な話から公共コンペ、ユーザー中心設計のデザイン、サービスデザ…

演習課題『東アジア圏観光客に向けた京都らしいおみやげまたは旅行中に使用する製品の企画開発』

今日はグループワークの第三中間発表。次回最後に向けたリサーチ結果のサマリーとカタチや仕様シーン、市場調査と採算性の発表を行った。まだ詰める部分はおおいにあるが教授陣の反応は概ね良かったと思える。東アジア圏から京都に来る観光客の行動観察を行…

2011年、読書まとめ

明けましておめでとうございます。本年も私とケンチククラブをよろしくお願いします。 昨年読んだ本を羅列しておきます。 - 2011年の読書メーター読んだ本の数:21冊読んだページ数:4995ページナイス:7ナイス感想・レビュー:11件月間平均冊数:1.8冊月間…